ポリウレア樹脂コーティング

ポリウレアとは
”柔らかいステンレス”と表現されるポリウレアは、米国やドイツの業界技術者から”100年コーティング”と言わしめる「強化防護層を形成する塗装材」です。
1980年代にプラスティック成形材として開発され、1990年代に各種用途に発展が進んだ比較的新しい樹脂です。特に、米軍採用基準をクリアするためにその技術を更に進化させた”米国ポリウレア”は、現時点において、技術的に最強と言えるでしょう。

米国・EU圏においては、軍の利用もさることながら、日本よりも数十年早く”モノを維持(リハビリ)する時代”に入ったため、このような「強靭化・長寿命化に最適な素材」の技術開発が加速したのではないかと考えられます。

ポリウレア樹脂は、ポリイソシアネート化合物(A液)と、活性水素を持つアミン化合物(B液)をスプレーガンで衝突混合させ化学反応で形成します。

ポリウレア樹脂最大の特徴は「超速硬化」「強靭な物性」「無溶剤・無触媒」であり、2~10mm程度の厚みでスプレー塗布することにより、ほぼすべてのものに対して、耐震・強靭化を図り、当寿命化する保護性能を有しています。また、ポリウレア樹脂をコーティングした基材には「防護力・耐久性・耐衝撃性・復元性・免震性・耐薬品性・防水性・防錆性」などの性能が付加されます。
 
 

ポリウレア樹脂の特徴

不粘着までの時間が最短で 4秒!

ポリウレア樹脂によるスプレーコーティングは、強靭な保護層を形成するまでの硬化時間が「30秒以内」。そのため迅速なサービスが可能です。
 
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強靭な保護層

希薄な膜厚(1.5mm~3mm)で強靭な保護層を形成します。

ポリウレア樹脂によるスプレーコーティングは、強靭な保護層を形成し、希薄な膜厚(1.5mm~3mm)であっても十分な強度と耐久性を実現させます。

環境対応

無溶剤・無触媒

 

無溶剤・無触媒なので環境にやさしい。また、耐薬品性、耐久性にも優れているので、水槽、タンク、ピットなどの防水・紡織・防錆工事に最適

ポリウレア樹脂の耐衝撃性、耐爆性を備えた強靭な保護層は、コンクリート剥落防止をはじめとする土木工事にも最適です。

工期短縮

スプレー工法

 

スプレー工法による1工程でシームレス(継ぎ目がない)かつ一体の被膜面の形成が可能です。また超速乾硬化との相乗効果により条件次第では工期を大幅に短縮することが可能です。

適応基材

ほぼあらゆる基材に適応

コンクリートをはじめ、金属、木材、鉄板、プラスチック樹脂など、ほぼあらゆる基材に付着するので、多種多様な施工展開が可能です。

基本カラー

基本カラーは9色

基本カラーは9色ですが、顔料(ピグメント)を加えることで様々な色彩の創出が可能となります。

適用分野について